新しく作業所を建設する土地の地鎮祭を行いました。
心配していた天気もなんとかもちこたえ、まち協さんや保護者の方、たくさんの方たちに
見守られながら、宮司様によりおごそかに進められました。
自分たちの働く作業所の地鎮祭に立ちあえる機会なんてそうそうないから…と
役員だけでなく、スタッフ、チャレンジド全員が、宮司様に教えていただきながら順番に
「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を行いました。
いよいよ新しい作業所の建設工事が始まります。
R3年4月から、何千万円という建設費用の一部を国に補助していただくために提出する
膨大でややこしい(私にとっては)資料作りに、かなりの時間と労力を費やしました。
R4年3月、ようやく県から国へ補助金の協議にあげると連絡があり、「ここまでくれば、まず大丈夫」と
聞いていたのに…。
6月末「貴法人の事業は今年度の補助金対象にいたしません」と、簡単なメールが…。
え?補助金申請、落ちたってこと?
ええええ!? 私、その時本当にびっくりしちゃって、手がぶるぶる震えました。
今年度、愛知県から国に協議に上がった14事業所のうち、通ったのはたった2事業所だけ。
そんなに狭き門だったとは…。
私の、申請書作りに追われたこの1年4ヵ月は……。
と、がくっ…としたのはほんの一瞬。
建てましょうよ!新しい作業所。
補助金はスッパリ諦めて、16年間コツコツと貯めてきた資金を使える分は使い(土地も買っているから、かなり少なくなっているけど…)、足りない分は借り入れもして、予定通り建てましょう!
と一気に前向きな気持ちに切り替わりました。
だって、本当に必要なのです。
今のままでは、もう狭くて、働きづらいのです。
それに、もう何年間、何人ものチャレンジドの方の
「ふるふるで働きたい」をお断りしてきたのですから…。
新しい作業所を、建てます!
補助金の縛りがなくなり、逆に自由に建築が進められることになったことから
これからここで働き続ける私たちとチャレンジドの皆さんにとって
働きやすい作業所の形を、スタッフみんなでもう一度考え、
設計士さんにお願いして、設計図を作り直していただきました。
そして、地鎮祭。
とてもステキな作業所が、半年後に、ここにできるのです。
今、基礎工事が始まっています。
工事期間中、皆様には何かとご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが
ご理解いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
管理者 山上 晶子